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FAQ


ストリンググロス編―

Q. グロスでコーティングした弦のサビの出方にバラつきが出るのですが、これはどういう事なのでしょうか?
A. 考えられる事はいくつかあります。
1.弦自体の金属酸化性能にバラつきがある可能性。
2.弦に散布したコーティング膜の厚みにバラつきがある可能性。
3.弦の薬剤が硬化しないうちに使用したか、拭い去ってしまった場合。

最近の弦の品質は高い水準にはあるのですが、通常使用でも酸化具合に差が出る事はあるようです。また、グロスに染み込んだWinchコートの散布によって弦が全くサビなくなるという事はありませんが、弦の抗酸化能力や耐久性は確実に向上します。

2と3は少し関連性があります。
散布の時点で使用するクロスと薬品は同じ物をご使用になっていると思われますので、散布の時の『コーティング膜の厚み違い』が考えられます。クロスには1 度の散布でも十分な液量を染み込ませていると思いますが、より確実性を求める方は1〜6弦まで散布後、少し時間を置いてからもう一度軽く拭きあげて下さ い。
もし既にバラつきが出た場合は、その弦への塗り増しを試されてみて下さい。

Q. エリクサーなどのコーティング弦に、さらにグロスでコーティング…というのは有効でしょうか?
A. この場合酸化防止という機能は不必要であると思われますが、Winchコートの物理的特性は健在ですので、音質的効果は発生します。
ですが、各社弦のコーティング方法が異なる為、効果の大きさはそれぞれの弦で異なると思われます。

Q. 弦に付着した汗は丁寧に取らないといけないでしょうか?いままでは一弦ずつ、クロスで摘むようにして念入りに拭いてました。それでは面倒なので、コーティング後は拭くにしても簡単に済ませたいと思ってます。
A.
グロスの成分の中に潤滑作用のある粒子を添加していますので、基本的にはメンテナンスフリーでお考え下さい。
 
拭けばその分だけ潤滑効果の維持期間が短くなりますがその人の発汗や皮脂分泌には個人差がありますので、手アカが着きやすい方や、弦のすべりが悪くなってきた場合は軽く弦表面のゴミを取る感じで宜しいです。
グロスの膜はかなり薄いですので、ゴシゴシと力を入れた拭き上げは避けて下さいます様お願いします。

(追記)
手アカ等が付着しやすいと感じられておられる方は、演奏の事前に石鹸を使った手洗いを行う事をお勧めします。

Q. 素朴な質問ですが、フレットに散布したコーティングはどれくらい持つのでしょうか?
A. こちらは使用頻度により差が出ますが、演奏を行えばフレットの代わりに少しずつ消耗していきます。(犠牲皮膜として機能します)
だいたい1月位のペースで散布して頂ければ宜しいと思いますが、フレットへの散布量は弦に比べると少ないですので、弦を拭いた残りで散布すると宜しいと思います。

また、より強固な皮膜を形成したい方は短期間で数回散布(硬化後の塗り増し)をして頂ければ、その分耐久力が増しますのでそちらの方法もご検討されてみて下さい。

Q.  1)フィンガーイーズなどの潤滑剤との併用は問題ないのでしょうか?

 2)「クロスを半分に切って 4-5滴・・・」だと、4-6本目あたりは、「ついてるんだか、ついていないんだかわからない」ですが、こんなもので塗布できているのでしょうか?
A. @グロスが乾燥した塗布面は薬品等にも強いため、併用自体は可能ですが
弦に直接スプレーせずにクロスかティッシュ等に散布させて、
それで弦を拭かれるようにすると音質的にも良いと思います。

A塗れたか塗れないか分からない位で十分です。
グロスは発生した振動をコーティングで吸収しないように製作しているため
ある程度強度があります。
振動しやすさと伝達速度を両立させるにはコーティングをできる限り
薄くした方が有利であり、膜が厚くなればそれだけ弦も硬くなりますので、
薄く塗布するところから始められてみて下さい。

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