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●軽さについて
ドライエイドは”材の根本的な限界値を上げる”ため、部分的な調整(ナットやサドル等)とは次元の異なる改善を見せます。実はヴィンテージの材もこれに限りなく近い状態が起きており、実際にこの状態を再現するには本来30〜50年はかかります。
ドライエイドはこのブラックボックスを解明する事で、再現可能にしたヴィンテージ化技術です。
●匂いについて
乾燥の際に熱を使い材の経年変化を促進します。
その際に内部の成分が短期間で蒸発するため、同時に数十年で起こるような
木の成分揮発がまとまって起こり、くすぶった芳香として香る事があります。
経年変化としては良い傾向です。
ほんのりと香る程度かと思いますが、時間が経つにつれて香りは落ち着き無くなっていきます。
●色などについて
接着されているものなどは、今回そのまま処理しています。
ナットやサドルなど、時間が経つ事で色みが変化するタイプの材は
同時に経年変化する事が確認されています。
骨系素材なども褐色になり、音も熟成される傾向にあります。
●音について
全ては効率の良さが根本的に上がっているため、このような事が起こります。
デッドポイントの解消も、音量の向上も、90%以上を占める木材が
劇的に基本性能を上げた事で起こります。
既存概念でお考えの方からは「信じられない」などご理解頂けない事も多いのですが、
シルドでは、いつも起きているいたって普通の事なのです。
●吸湿について
普通の乾燥ではとたんに元に戻るのですが、
ドライエイジングの工程を通過する事で、水と反応しにくくなっています。
通常、水分が木に入り込む事で膨張したり、乾燥収縮を繰り返す事で
しばしばトラブルの原因となりますが、水分反応が減って材がかなり固定化するため
トラブルも減ってあらゆる点で利点が生まれます。
(リペア料金がドライエイド施工費用を軽く超える方もおられます)
●塗装について
塗装は無い状態が好ましいです。塗装の無い状態が最も効果は顕著に出ます。
塗装されているぶん乾燥に時間もかかりますが、塗装の無い部分からの水分蒸発がありますので、
原理的には可能です。
その際は処理物の状態をお知らせ下さり、ご相談下さいます様お願い致します。 |
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