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「もう少し良い音で鳴ってくれればなぁ・・・」
あなたもそう思ったことが一度はあるのではないでしょうか?
しかし、今ある楽器を良くしようと思っても、素人では踏み込めない領域が確実にあり、道具も無ければ技術も無いものです。
例えばアコースティックギターを調整しようと思った場合、リスクがあまり無く手軽に改善出来るポイントに、サドル、ナット、ブリッジピン等の消耗品の交換調整がありますね。 |
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事実、サドルやナットでボディへの振動入力を改善するだけでも、かなりの改善が見込めますし、もし失敗しても自分でやり直しが利くので自分で調整される方も多いでしょう。
これは割と経験が無くてもなんとか形にはなりますし、造り込んで経験や理論を積めばかなりのレベルまで作る事は可能です。
ですが、ギターの様な弦楽器は本体で弦の振動を音に変換する構造をしていますので、ナットとサドルの役割は楽器本体に振動エネルギーを伝える入力ということになります。そして楽器本体がそれらの入力を受け止め、音という形で入力エネルギーを出力します。
弦まわりでの音の調整の目的とは、入力効率を向上させボディの出力特性に合わせて振動させる度合いを変化させることで、結果的に良い音で鳴るように調整することです。これは楽器の出力レベルが一定ですので入力の度合いで出音をコントロールするという事になります。
ならば一定である出力レベルをどうにかして現状よりもプラスの方向へ変えられないでしょうか?
その方が調整の幅は広がり、今まで犠牲にしていた弦の運動エネルギーを効率良く使える様になるはずです。また、いくらピュアな入力が実現出来たとしても、それをどの程度音に変換出来るかは楽器本体の作りや材質による個体のレベルに大きく左右されるでしょう。
これは出力レベルの高い高効率楽器に低いレベルの入力を与えた場合、低いレベルをそのまま出力してしまいますし、高いレベルの入力を低い出力で出そうとしても、そのピュアな入力の全てを出力しきれません。
つまりは入力と出力どちらが大事という事ではなく、どちらも大事なのです。
しかしボディ自体に加工を加える事は既にユーザーが踏み込める領域ではありませんし、もし大金をかけずにボディ自体を鳴らそうと思うならば、現時点では数十年かけて、慎重にコンディションを整えながら経年変化させるしかありません。
何十年も手間をかけながら楽器と一緒に成長していくのも悪くはありませんが
出来ることなら今、変化して欲しいものです。
先に木材の特性を説明してきましたが、ほとんどの楽器は本当の実力を出し切ってはいないのです。おそらく、製材してから数百年経過した材で現存する楽器はそれほど多くはない事でしょう。
ナットとサドルの調整で、それぞれのギターに見合った高度なレベルでの振動入力というのは可能です。ならばボディ自体が鳴ってくれさえすれば、限りなく楽器のポテンシャルを使い切れると考え、シルドラボラトリーは材を科学的に変化させるヴィンテージテクノロジーを開発致しました。 |
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