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FAQ


―ヴィンテージパッチ編―

Q. ギターへ貼る際にヴィンテージパッチの重量が気になるのですが、重さはどのくらいなのでしょうか?
A. 袋から取り出した時のサイズである5×15cmの重さは2.7g程度になります。
また、パッチ本体の粘着部分の保護紙込み2.5×5cm一枚の重さは0.45gですが、
保護紙無しの場合は約0.3gになります。

Q. 表面(マスキング等で仮止めする面)の”ベージュの紙”は剥がすのですか。それともそのままでよいのですか。
A. マスキングで仮止めする面の特殊紙はヴィンテージパッチの”一部”ですので、こちらは剥がさずにご使用下さい。

Q. ヴィンテージパッチをギターに貼った場合は一応貼り付け面にフタをする形になると思うのですが、その部分から水分は抜けますか?
A. ヴィンテージパッチは何層もの複合素材から出来ておりますが、木材の呼吸を妨げない様に接着面は通気性を考慮して作られておりますので、ヴィンテージパッチを貼った後でも含水率は変動致します。ご安心してお使い下さい。

Q. ヴィンテージパッチとはどの様に貼っていくのが最も効率が良いのでしょうか?
ヴィンテージパッチをギターに貼る際に指標のようなものがありましたら、教えて頂けませんか?
A. ヴィンテージパッチ(以下VPと称します)を楽器に施す事で、実に様々な状態へ出音を変化させる事が出来ますが、どういった方向性へギターを変化させたいかによって幾分かセットが変わってきます。
ポイントごとの大まかな効果は取り説の方を参照して頂ければ宜しいかと思いますが、実際はギターの設計理論がそれぞれに異なる為と、その人の好みの音というものがありますので、一概に断定は出来ません。
部分的に音量を上げたい場合はトップへの貼り付けポイントを工夫する事になると思いますし、レスポンスの向上や全体の音量を底上げしたいというのであれば、サイド&バックへの貼り付けを視野に入れると宜しいかと思います。

しかし割と簡単にポイントを割り出す方法として、ギターの設計上堅い材質で出来ている部分やブレーシングの高さがあり太い部分というのは、歪んで欲しくな い、強度が欲しい部分であると判断出来ますので、1〜6弦までバランスの取れた音量なのであれば、サイドやバック、又はネック周り等から始めるといいで しょう。

Q. 既に年月が経って一般的にヴィンテージと呼ばれる状態のギターにヴィンテージパッチを貼っても変化はあるのでしょうか?
A. 結論から言いますと変化させる事は可能です。
こちらを見て頂ければ分かるのですが、木材が経年変化によって最大の強度になるまでに実に数百年という時間を要します。
実際に70年代モノの国産ギターにVPテストを施しましたが、既にある程度の経年変化を起こしている反応の良いギターでしたので、この場合はVP貼り付けによる変化量は新品の状態よりも大きいものとなりました。

これは、板自体が持つ共鳴版としての性能が全体的に向上していた為に、部分的な変化(振動パターンの違い)を敏感に音という形で出力したという事になります。

ですので、以上の事から既に高度な発音レベルを実現している楽器であればVPによる変化は当然大きなものとなり、調整する場合はよりシビアなものを求められると思いますが、うまくバランスを取れれば更に化ける可能性を秘めています。

変化が大きく出ると思われますので、調整する固体としては面白いと思います。

Q. 仮止めして貼る位置を探している時に気がついたのですが、あのテープは「裏表」があるものなのでしょうか?
A. 実はVP(ヴィンテージパッチ)には裏表があります。

VPを施す面に剥離紙側が接触していない状態ですと、効きが弱くなってしまいますのでお気をつけ下さい。更に言うと、実際に使用する場合はパッチの粘着剤を保護している剥離紙を外してギターに貼り付けますので、その時に最も効きが強くなります。
ですので仮止めの状態でポイントを探す際は”本貼りの時が最大の効き”という事を考慮してご使用下さい。


Q. ビンテージパッチについての質問です。
1.クラシックギターにも効果があるのでしょうか。
2.全体の音量アップよりも音域のバランス調整としての効果はありますか。具体的には、当方のクラシックギターはどうやらラの音がウルフトーンになってい るようで5弦の開放弦がボワーンという感じでやや大きめに響いてしまう反面、6弦の開放弦から3フレットまでの音量がやや乏しく感じられます。
こういった場合のバランス調整としてビンテージパッチが使えればと思ったのですがどうでしょうか。
A. ヴィンテージパッチは全ての木製楽器にご使用頂けます。
(ウクレレ、ピアノ、バイオリン等その他多数)
また、特定周波数域の調整を最も得意としており、低音から高音まで調整は可能です。

低音を増やしたい場合はブリッジ真下のバックへの貼り付けや、トップのネック接合部(6弦側)、ブリッジ周りの6弦寄りへの貼り付け等が効果的ではないかと思われます。

既にクラシックギターへ使用された方によれば、アコースティックギターよりもクラシックギターの方が良く効いたという報告が入ってきています。
その方によれば、アコースティックギターと同じ効果プラスアルファ、音が前に飛ぶ様になるとの事です。理由として塗装の厚みがアコギより薄いために、この様な結果になるのではないかと思われます。
ですので、塗装膜が薄い楽器は塗装による振動抵抗が少ないと思われますので、効果が大きく出る可能性があります。


Q. ヴィンテージパッチを剥がす際に少しノリが残る場合があるのですが・・・
A. ノリは剥がれ防止の為に少々強く設定していますので、剥がす際にノリが残る可能性があります。これを避けたい場合はVPの接着面に粘着力の少し弱い薄いテープを貼って使用されてもOKです。

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